With MacOS X

MacOS X でいろいろやる記録。

注！

古いです。気が向いたらなんとかしたい。

環境

iBook (DualUSB) - PowerPCG3 500MHz/256MB RAM/20GB HD
東京ニーズ製 Jr.III Mouse
Etherで LAN に接続。自宅でも仕事場でも固定IPアドレス、ただし当然別アドレス。
PPP 関連の設定は SlipperX のと Bluetooth のがある。

それにしてもマシンの左下が暖かく（状況によっては熱く）なるなぁ。CPU とグラフィックチップから発生する熱は金属板シールドをヒートシンク代わりにして逃がされているそうだが、そのシールドがちょうどこのへんにあったりするからか。ちなみに同じところにはハードディスクがあるわけなのだが、熱の影響は大丈夫なんだろうか？

使用／試用中のソフトウエア

とくにリンクされていない場合、 MacOS X Downloadsのページを経由してダウンロードしたり配布元のページにアクセスすることが可能。

OmniWeb
Webブラウザ。無料でも使用することが可能。日本語エンコーディングの自動認識がうまくいくようになればお金を出したいんだけど。
Prefling
環境設定パネルの目的の項目を直接開ける、Dock用ツール。
JTerminal
日本語（EUC）が表示できる Terminal。
Norton AntiVirus
最新版ではないけど。えと、なんか使いにくいような。
RBrowser
以前はフリーウエアだったのだがシェアウエアになってしまったので、現在は Lite 版を使用中。これはフリーウエアであるかわりに、SSH 非対応。シェアウエア版の方は SSH を利用したファイル転送も可能。
Netscape
7 使ってますが、なんかときどき落ちるんですけど。 Mozilla1.0のほうが頑丈？
VirtualPC
MacOS9 に切り替えなくても動くようになった。
XFree86
XFree86。必要ない人には永遠に不要と思われる。 OroborOSX と組み合わせて使うと良（たぶん）
Ahyazilla/Ahyazilla-MX
2ちゃんブラウザ。 Monazilla.org[wからリンクたどってカーボン版を拾え。ちなみに CocoMonar など Cocoa なブラウザも存在するが、私は使ってない。

問題点？

InternetExplorerのフォント設定: MacOS X の IE だけではないかもしれませんが（Mac版全部？）、表示に使用するフォントをヒラギノ明朝にしても全然変わらないので「あれ？」と思っていたのですが、日本語のエンコードの種類（EUC/ShiftJIS/JIS/AutoDetect）それぞれについて表示フォントを設定してやる必要がありました。

フリーソフトのコンパイル

nkf-1.9

ディレクトリ NKF があるので、実行ファイル nkf が生成できない。ディレクトリを NKF.dir に名前変更して回避。

less-358-iso254-imd1

less。何も問題なかったと思う。

w3m-0.1.11-pre

MacOS X だということを理解させる必要がある。それ以外は問題なさそう（このバージョンには rand48 問題がないので）。

FreeWnn-1.1.1-a018

以下の手順でとりあえず導入可能（MacOS X 10.1.x）

Netinfo Manager で wnn ユーザを用意する。

Wnn/jserver/do_hindo_s.c で、stdlib.h を include するように変更（RAND_MAX 対策）


*** FreeWnn-1.1.1-a018-pl4/Xsi/Wnn/jserver/do_hindo_s.c.orig	Sun May 27 15:48:07 2001
--- FreeWnn-1.1.1-a018-pl4/Xsi/Wnn/jserver/do_hindo_s.c	Tue Mar  5 12:53:31 2002
***************
*** 39,46 ****
  #include "jdata.h"
  #include "de_header.h"
  
! #ifdef HAVE_DRAND48
  #include <stdlib.h>             /* drand48() */
  #endif
  
  static int hindo_set ();
--- 39,49 ----
  #include "jdata.h"
  #include "de_header.h"
  
! #if defined(HAVE_DRAND48)
  #include <stdlib.h>             /* drand48() */
+ #endif
+ #ifndef RAND_MAX	/* For MACOS X */
+ #include <stdlib.h>             /* RAND_MAX */
  #endif
  
  static int hindo_set ();

そのまま configure かけると「そんなシステム知らん」といわれるので、 "configure --prefix=/usr/local/freewnn powerpc-apple-nextstep" などとする。"nextstep" でなくて "freebsd" や "beos" でも通るらしい。

ブート時自動スタートさせるには、/Library/StartupItems ディレクトリを作成して、そこにエントリを追加してやるとよい。ただ、起動順がよくわからないのだが？アルファベット順？それどもどこかにエントリが？ともかく、

/Library/StartupItems/ に FreeWnn というディレクトリを作る。
/System/Library/StartupItems/SSH あたりをコピー、名前を変更する。
/etc/hostconfig にエントリ (JSERVER=-YES-) を追加。

こんな感じで。FreeWnn ディレクトリ内のファイルのみあげておくと、

/Library/StartupItems/FreeWnn/FreeWnn

これはシェルスクリプトなので実行権限がいる。

#!/bin/sh

. /etc/rc.common

##
# Start up jserver
##

if [ "${JSERVER:=-NO-}" = "-YES-" ]; then

    ConsoleMessage "Starting FreeWnn Server"

    /usr/local/freewnn/bin/Wnn4/jserver

fi

/Library/StartupItems/FreeWnn/StartupParameters.plist

どこで使ってるんだろう？Provides にはシェルスクリプトの名前が入るものと思われる。それ以外は適当に入れても平気か？

{
  Description     = "Nihongo Server";
  Provides        = ("FreeWnn");
  Requires        = ("Network");
  OrderPreference = "None";
  Messages =
  {
    start = "Starting jserver";
    stop  = "Stopping jserver";
  };
}

なお、すでに出ている a019 では

ターゲットを指定しなくても configure が通る（powerpc-apple-darwin）
ライブラリを Dynamic Link Library として構築することが可能（ただし若干手を入れる必要がある）
CPP を明示的に指定しないと、辞書を構築するところでエラーになる。
修正が必要な箇所が増えた
あとは、そのまま。

こんなところか。手順はちょっと待って…

Tamago-V4

MacOS X の emacs は /usr/share/emacs 以下に site-lisp とかがあるので、

./configure --prefix=/usr

としてやる。あとは make、make install。これで MacOS X 上の emacs で Wnn などを使用した日本語入力が可能になる…のだけど、Jterminal 上だと Ctrl-\ でうまくトグルできないことがあるので、別途トグルキーを設定してやる必要があるかもしれない。現状、ふつうに使えているので別にしなくてもいいだろうが。

Tipsとか

まー、マニュアルなんかに載っているようなこともあるかもしれませんが。

ファインダのツールバーにゴミ箱を追加
1. ゴミ箱をファインダで開く
2. 「情報を見る」で、ゴミ箱の情報ウインドウを表示する。ゴミ箱フォルダのウインドウはまだ閉じない。
3. 情報ウインドウ内のゴミ箱アイコンをツールバーにドラッグ＆ドロップする。
4. ゴミ箱アイコンがツールバーに追加されたら、ゴミ箱フォルダのウインドウは閉じてよい。
ClassicのMacSSHを文字端末代わりに
1. 以下のようなテキストファイルを書く。
```
localhost.foobar.net	A	127.0.0.1
localhost		CNAME	localhost.foobar.net
```
2. Classic の TCP/IP コントロールパネルで、「Hostsファイル読み込み...」ボタンを押して、先に作ったテキストファイルを読み込む。読み込んだら TCP/IP ウインドウは閉じる。
3. MacSSH で、localhost にアクセスする。IPアドレス 127.0.0.1 を直接指定するのは不可。ホスト名 localhost を指定した場合のみMacOS X の sshd に接続できる。
emacs + JTerminal で日本語テキストを
emacs のエイリアスとして以下のようにする。(csh)
Home Directory の下の Library/init/tcsh/aliases.mine に、 alias emacs 'stty raw ; \emacs \!* ; stty -raw' を追加してやる。こういうふうに、Library/init/tcsh/ いかに置いてやるのが MacOSX の tcsh での作法らしい。~/.tcshrc でもできるけど。
マウントしたボリュームにターミナルからアクセス
CD やネットワークフォルダなどのマウントしたボリュームは /Volumes 以下から参照可能。
日本語名のファイル／フォルダにアクセス
Unicode なので、ふつうにやってもできません。さて、
- JTerminal
- 日本語対応 bash（bash でなくてもよいかも？）
- lv（unicode 対応文字コードコンバータ＆ビューア）
上記を用意できたら、JTerminal 上で bash 起動したら、 cd `echo 日本語フォルダ名 | lv -Ou8` などと入力してみてください。なお、すべてのフォルダやファイル名について必ずしも適用可能とは限りません。

雑感

2001/08/24

Netscape, IE, OmniWeb で同じページを表示させてみたりして。画像（160kくらい）

2001/06/26

なんか主に「Macフェチ」からの評判が悪いような気がする「MacOS X のファインダ」ですが、私はこれはこれでいいんじゃないかと思います。ただ、「別のウインドウでフォルダを開く」機能は欲しいですね。今開いているフォルダの下の階層からファイルを移動するといった操作がえらくやりづらいように思います。一応、カラム表示（でいいの？）にすれば階層を見渡すことはできますが、これでも「やりづらさ」はあまり改善されません。深いところから浅いところへファイルを移そうとするとウインドウを大きくするかスクロールさせることになってしまいます。

「Terminal を使えばいいじゃん」というのは正しいとは思うのですが、みんながそれをできるとは思えません。あるいは、操作対象フォルダを「よく使う項目」に入れておけばそれほど手間なく目的のフォルダをふたつ、別のウインドウで開くことはできます。用が済んだら「よく使う項目」フォルダから消せばいいわけです。しかし「よく使う項目」というフォルダをそういう一時的な用途に使おうと考える人がどれくらいいるだろうかと思います。だってそのフォルダの名前は「よく使う項目」だから。

二つのウインドウを開いて、そのウインドウ間でドラッグ＆ドロップ、というスタイルはとてもわかりやすいものだと思うんですが、どうでしょう。現在のファインダでそれを行なうには、新しいウインドウを開いてまた階層をたどって目的のフォルダにたどりつくしか手段がないように見えるし、実際にそういう操作をしてしまうだろうと思います。これはユーザに余計な操作を強いているように思えます。

他の、「アプリケーションを切替えてもひとつのウインドウしか上にこない」とか「ウインドウシェードがない」とか「画面右上のタスクスイッチャ（でいいの？）がない」というようなことはささいなこと（あればいいけどなくてもそれほど困らないようなこと）だと思うのでわりとどうでもいいです。

docile-AtMark-docile.org